
境界確認業務の報酬額は、次のような基準をもとに算定します。
①隣接者の軒数…境界立会をして頂く所有者の数が少ないと安く、多い程高い
②土地の面積…広いほど高くなります
③杭の有無…新たに設置(復元)する杭の数
④測量の難易度…見通しが容易か否か(建物・植生の有無、形状の複雑度、高低差など)
⑤隣接所有者の調査…相続人が多い場合や不在隣接者がある場合の探索の難易度
⑥地価…地域による坪単価を考慮します
費用は標準的な市街地の例として、宅地200㎡(約60坪、隣接者4軒+公道管理者と立会、杭の復元3点)で32万円(税別) が目安です。
例えば現地が更地であったり、隣接者の軒数が少ない場合はさらに費用は抑えられます。
追加で、実測面積を登記簿に反映させる 「地積更正」や、土地を分割する「分筆」を法務局に登記申請する場合はプラス5万円~とお考え下さい。
予算など個別の事情がある場合はご相談に応じますので、お気軽にご連絡ください。
作業期間の目安は、役所等で収集した資料の分析から始め、各隣接所有者の調査や道路等公共物管理者への対応、境界杭探索、測量、境界立会、図面作成、境界承認の押印まで、だいたい1ヵ月~2ヵ月かかります。
隣接所有者の都合や役所の繫忙期、天候障害により遅延することもあります。
特に年末や年度末は役所の担当部署が混みあいますので、時間がかかる傾向にあります。